歯周病ってどんな病気?
歯周病は痛みなどの症状もなく進行していくので「沈黙の病気」といわれています。また、多くの成人がかかっている社会的な病気であり、小中学生など若年層にまで発症が広がってきています。
また最近では、歯周病が喫煙や食事などの生活習慣や全身の病気と関連していることがわかってきています。
つまり歯周病は口の中だけの病気ではなく、全身の健康と強くかかわりのある病気なのです。
歯周病を予防すること、かかったとしても早くに気づき治療することが、全身の健康を守るために大切なことです。
歯周病治療
まず、綿密な診査を行って、歯周病の実態をつかみ、原因を明確にし除去していく原因除去療法が基本です。
初診時には、プラークの付着状態、ポケットの深さ、歯槽骨の吸収程度、歯の動揺、歯肉の炎症状態、咬合状態を診査します。
それをもとに診査結果、処置内容を具体的にお話し、治療に対し理解と同意が得られた方のみ治療を開始します。
歯周病を予防するために
歯周病の原因は前でもお話ししましたように、プラーク中の細菌でした。
ですからプラークコントロール、つまりプラークを確実に取り除くことが最も大切なのです。
その方法として正しいブラッシングをすること。
では、私はきちんと毎日ブラッシングをしているのに・・・なぜ?と思われる方が多いと思います。
それに、成人の80%が歯周病ということですが、その方々全員がブラッシングをしていないとは考えられません。
それではほとんどの方がブラッシングをしているのになぜ歯周病にかかってしまうのでしょうか。
その最大の理由は、きちんと磨いているつもりでもきちんと磨けていないのが実状だからです。
しっかりブラッシングをすること。それは毎日行っている日課の中でも、重要な項目であると言えます。